Web文芸部

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【部内企画 ブログ1000pv達成記念!】~小説を書くときに大切にしていること~ 四日目

 

 

1、柚森揚羽

 

私が大切にしていることは、キャラクターづくりです、どんなジャンルであっても、『ストーリーは登場キャラクターの心情と行動によって展開される』という考えであるためです。ただ、キャラクターの設定を作り込みには時間がかかってしまうので、私の場合、各キャラクターの『絶対的に好き』と『絶対的に嫌い』を項目として列挙します。こうしておけば、このキャラクターはこういう行動を取るはずという形でストーリーを展開します。

書いている小説がキャラ文芸メインということもあり、おおまかなストーリーを決めたあとはまず、魅力的なキャラクターをつくってからストーリーを考えるようにしています。

 

2、津蔵坂あけび

 

物語を伝える、ではなく、体験させるを意識する。

そのために、説明のタイミングに徹底的に拘り、地の文の時制に拘っています。

説明のタイミングを意識すると、読者は説明を待つということがなくなり、

常に動く場面の中を体験できるようになります。

地の文の時制を意識すると、読者は語り手が時空間的にどの位置に存在しているか

を把握しやすくなり、どこで誰がしゃべっているのか/動いているのか分からない

となるのを防ぐことができます。

 

 

3、立花麟一郎

 

 私が小説を書くときに大切にしていることは、「軸をぶらさない」ことです。

 私は、話の大まかな流れに沿って書き始めて、そこに情景描写や会話などを肉付けしていく形が多いです。骨を書き、肉をつける。そんな風にやってます。

 このやり方だと、後からどうしても「こうしたいな」とか「こんな風にした方が面白いかな?」とか考えて、最初考えていたよりも回り道することもあります。

 しかし元の軸までぶれてしまうと、話が変な風になり、分かりにくくなってしまうので、そこは注意してやっています。

 あとは、最後まで書き切ることですかね。最初にぼんやりとクライマックスを決めて、そこに向かって書くようにしています。

 

4、翠月歩夢

 

私が小説を書く上で大切にしていることは自分がキャラや世界観を鮮明にイメージできるように練ることです。

特にキャラを作る時は小説内で書かないことでも、自分の中で決めておきキャラの考え方や行動に矛盾が出ないようにしたり、キャラクターに私の考えが出過ぎないようにしています。

後は自分が楽しんで書けるように私の好きな要素をいくつか入れて、小説が出来上がった時に自分自身で一つでも好きな所を挙げられるような作品になるよう気をつけています。

 

5、みぐゆ

 

・キャラクター

完璧超人は作らない。長所・短所、個性や信念は必ず持たせて、イメージはイラストを描いてつけたりします。

あとは、話の中心となる人物は作品の中で成長させますね。

また、自分で愛せるキャラクターを作るようにしています。なので、うちの子が一番可愛いと思ってます。

 

・オリジナリティ

自分が読んだことのない物語を読みたいという思いから小説を書き始めたので、ありきたりな世界観や設定にならないように少し要素を足したりしています。

 

・好きなように書く

 

6、おそ松さーん!紅芋

 

私が大切にしていることは心理描写です。

キャラクターの心の動き、葛藤、決意や喜び悲しみ怒りなど心理は様々です。

キャラクターたちの会話でそれをあらわすことが出来ます。

少しの感情を孕ませれば、それだけで充分心理描写であると私は考えます。

すなわち心理描写は難しいようで簡単なのです。

それを怠らないように、私は大切にしたい、と常々思っています。

それに、感情なくして何が人間で何が物語でしょうか?

それほど心理描写は大切なのです。

 

7、空付碧

 

私は閃きを一番大事にしています。1場面、これを描きたい、というものをいくつも組み合せて、パズルのピースを合わせるように書いています。

その中で、信念に近いのですが静かな文章を書こうとしています。文章を繊細に書くための描写を大事にしています。

また場面ごとに少しずらす様な、金魚鉢を覗き込むような描写を心がけて、エピソードまでつなげつなげでやっています。

 

 

 

みなさま、四日間本当にお疲れ様でした!

とても為になる内容だったと思います。

お付き合いいただき、ありがとうございましたm(__)m