「転生もの」はもう古い!? 流行に押されるな!
「転生もの」が増えすぎて、芸がないと思っていたWeb文芸部の部長です。
決して「転生もの」が悪いわけではないです。面白いですよね、あれ。
ただ、誰も彼もが「転生もの」を書けば流行に乗れると思っている、
そして出版社もそれが流行だから出せば売れると思っている。
そんな流行に嫌気が差していました。
小説家になろうを次第に読まなくなっていき、しばらく経って、今日(2019/6/14)。
今は一体何がランキングに入っているのだろうと思い、サイトを開けてみました。
「転生もの」じゃない…だと…
総合ランキングの上位に「転生もの」はありませんでした。
上位3位がすべて「成り上がりもの」!
正直、びっくりしました。
これは『盾の勇者の成り上がり』の影響でしょうか?
しかし、あらすじや冒頭を読んでみると、どれも面白い!
(再度言いますが、「転生もの」がつまらない、というわけではありません。摂取しすぎて食が進まないというだけです)
試行錯誤して、まだ誰も書いてないようなことを書こうとしているように伺えました。
「転生もの」では書籍化は難しい?
流行に乗っていれば、そのときは波に乗れるものですが、
いつしか廃れていくものです。
つまり、読者が飽きてきます。
それをどう乗り越えていくかが作家の腕の見せ所なのではないでしょうか?
部長は、作品は「個性の戦い」だと思っています。
作家の作品に与える個性がいかに輝いているか。
その人(作家)にしか書けない何かがあるはずです。
読者はそれが何かを知りたいと思っています。
流行を書くのはいけないこと?
流行を研究して、それに沿って作品を書くことは決していけないことではありません。
むしろ、よく研究したな、と思います。
しかし、上記した通り、流行はいつか廃れていきます。
ノリに乗れなければ、ただの一作品にしか見られません。
流行は面白いから流行になるのです。
それはジャンルが面白いのではなく、作品の内容が面白いからです。
しかし、今の流行は流行=ジャンル=面白いという流れになっています。
これはいただけない。個性が死んでいます。
作家にはそれぞれ独自性を持って執筆に挑んでもらいたいと思います。
まとめ
いつも同じ内容の締めになってしまうのですが、
これらはすべて部長の一感想にしか過ぎません。
他の読者が「いや、私は転生ものが好きだし」と言っても仕方ありません。
好みは人によって違いますからね。
部長が危惧していることは、
流行に流されている優秀な作品たちがいることです。
書籍化されてもおかしくない作品たちが、流行に押されています。
それは二重の意味で面白くありません。
流行が面白くないと言っているのでありません。
Web小説というものがただ簡単に読める媒体、としか認識されていないのはそこに問題があると思っています。
部長はWeb小説だからこそ読める作品を欲しています。
それが何か、共に探していきませんか?